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2021年3月21日日曜日

自由律俳句と詩人の俳句

 

非常に興味のわくタイトルです。

「自由律俳句と詩人の俳句」樽見博/文学通信


樽見博氏は「古書通信」の編集長で、俳句同人誌「鬣」同人。「鬣」は、私も少し縁のある俳句誌で、自由律・多行俳句もあり。

紹介ページは下記のリンクより。

https://bungaku-report.com/books/ISBN978-4-909658-50-0.html


巻末には荻原井泉水の著作目録を付録として収録するようです。

【本書に登場する俳人・詩人の一部(五十音順)】が、なかなか圧巻。

青木此君楼、秋山秋紅蓼、朝倉九鵞子、安住敦、鮎川信夫、有馬登良夫、阿波野青畝、安齋櫻磈子、安藤一郎、飯田蛇笏、池内たけし、石井夢酔、石川啄木、石田波郷、市川一男、井手逸郎、伊東俊二、伊藤松宇、井上宗雄、岩佐東一郎、上田都史、臼田亜浪、内島北朗、内田南艸、宇野竹緒、大岡信、大須賀乙字、大谷句仏、大場白水郎、大橋裸木、大山澄太、岡崎清一郎、荻原井泉水、奥村四弦人、尾崎紅葉、尾崎放哉、小沢碧童、小沢武二、小澤實、小野蕪子、風間直得、加藤楸邨、加藤花臥衣、唐沢隆三、河井酔茗、川端茅舎、河東碧梧桐、北園克衛、喜谷六花、北原白秋、木下夕爾、木俣修、國又叢爾、國吉大也、九貫十中花、久野仙雨、窪田般彌、久保田万太郎、栗林一石路、黒田忠次郎、小林一茶、小林満巨斗、近藤東、西東三鬼、朔多恭、笹沢美明、佐藤清、佐藤紅緑、寒川鼠骨、城左門、杉山田庭、鈴鹿野風呂、千家元麿、高野素十、高橋鏡太郎、高浜虚子、高屋窓秋、高柳重信、瀧春一、瀧井折柴(孝作)、田澤八甲、田中冬二、田中豫生、谷川雁、谷山花猿、種田山頭火、坪内稔典、富澤赤黄男、富安風生、内藤鋠策、永井荷風、永田耕衣、中塚一碧楼、中原中也、永見七郎、中村漁波林、中村草田男、夏目漱石、成田猫眼、西垣卍禅子、野村朱鱗洞、野村泊月、萩原朔太郎、萩原蘿月、橋本夢道、長谷川かな女、長谷川素逝、幡谷東吾、林桂、林雀背、原鈴華、原石鼎、日夏耿之介、日野草城、平松星童、福島農夫男、藤田源五郎、藤富保男、細木原青起、細谷不句、細谷源二、前田夕暮、正岡子規、松尾敦之、松尾芭蕉、松根東洋城、まつもとかずや、水原秋桜子、三橋敏雄、宮本夕漁子、武者小路実篤、村上菊一郎、村上鬼城、村野四郎、村山古郷、室生犀星、本井嘉一、八十島稔、八幡城太郎、山口誓子、山之口松、ゆりはじめ、横山林二、吉岡禅寺洞、吉川金次、吉田一穂、吉本隆明、米倉勇美、鷲巣繁男、渡辺水巴


吉本隆明、谷川雁、鷲巣繁男、吉田一穂、窪田般彌、といった面々が、どうこの本の主題に絡んでくるのか、詩も書く者としてはとても興味をそそられます。

(文:久坂夕爾)


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