青穂46号よりお知らせ・新刊案内を紹介します。
①せきしろ著「放哉の本を読まずに孤独」春陽堂書店
②同人大山まるさんの俳句界九月号掲載記事
③同人新刊案内
加藤邪呑句集「地おどろ海おどろ」
久坂夕爾個人詩誌「午前9号」
④近藤健「心情(うらなさけ)」
ムンクの「叫び」は私も好きな絵画です。いつだったか、ムンク展には行きました。
絵画はあまり詳しくはありませんが、
なぜか、村山槐多の「尿する裸僧」や鴨居玲の「道化師」とともに思い出す絵なんですよね。
(文:久坂夕爾)
日常の微細な場面の「心理的落差」を掬い取った自由律俳句。
「カキフライが無いなら来なかった」「まさかジープで来るとは」
(せきしろ、又吉直樹共著)で知られる自由律の作風は現在人気があるようで、
せきしろ氏は、こういう公募もやっているようです。
https://www.koubo.co.jp/reading/rensai/oubo/haiku/jiyuritsu42.html
軽さや、心理に絞ったことの狭さを感じてしまうからか、
消費されやすいと思ってしまうというか、
単なる「そういうことあるよね」という共感ネタになりやすいので、
私自身は特に惹かれないのですが、
場のキャッチボールは成立しやすく面白いですよね。
こういうものもある、ということで。
日常の非常に小さな場面を確実にとらえうる眼を鍛える、
という点ではいいと思います。
(文:久坂夕爾)