お知らせ

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆お知らせ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ヘッダ写真はアルプス穂高岳。 見本誌の請求や記事内容への問い合わせなどは「問い合わせフォーム」をご利用ください。 Twitterへのリンクを張りました。右側スリットにあります。

2021年3月21日日曜日

自由律俳句と詩人の俳句

 

非常に興味のわくタイトルです。

「自由律俳句と詩人の俳句」樽見博/文学通信


樽見博氏は「古書通信」の編集長で、俳句同人誌「鬣」同人。「鬣」は、私も少し縁のある俳句誌で、自由律・多行俳句もあり。

紹介ページは下記のリンクより。

https://bungaku-report.com/books/ISBN978-4-909658-50-0.html


巻末には荻原井泉水の著作目録を付録として収録するようです。

【本書に登場する俳人・詩人の一部(五十音順)】が、なかなか圧巻。

青木此君楼、秋山秋紅蓼、朝倉九鵞子、安住敦、鮎川信夫、有馬登良夫、阿波野青畝、安齋櫻磈子、安藤一郎、飯田蛇笏、池内たけし、石井夢酔、石川啄木、石田波郷、市川一男、井手逸郎、伊東俊二、伊藤松宇、井上宗雄、岩佐東一郎、上田都史、臼田亜浪、内島北朗、内田南艸、宇野竹緒、大岡信、大須賀乙字、大谷句仏、大場白水郎、大橋裸木、大山澄太、岡崎清一郎、荻原井泉水、奥村四弦人、尾崎紅葉、尾崎放哉、小沢碧童、小沢武二、小澤實、小野蕪子、風間直得、加藤楸邨、加藤花臥衣、唐沢隆三、河井酔茗、川端茅舎、河東碧梧桐、北園克衛、喜谷六花、北原白秋、木下夕爾、木俣修、國又叢爾、國吉大也、九貫十中花、久野仙雨、窪田般彌、久保田万太郎、栗林一石路、黒田忠次郎、小林一茶、小林満巨斗、近藤東、西東三鬼、朔多恭、笹沢美明、佐藤清、佐藤紅緑、寒川鼠骨、城左門、杉山田庭、鈴鹿野風呂、千家元麿、高野素十、高橋鏡太郎、高浜虚子、高屋窓秋、高柳重信、瀧春一、瀧井折柴(孝作)、田澤八甲、田中冬二、田中豫生、谷川雁、谷山花猿、種田山頭火、坪内稔典、富澤赤黄男、富安風生、内藤鋠策、永井荷風、永田耕衣、中塚一碧楼、中原中也、永見七郎、中村漁波林、中村草田男、夏目漱石、成田猫眼、西垣卍禅子、野村朱鱗洞、野村泊月、萩原朔太郎、萩原蘿月、橋本夢道、長谷川かな女、長谷川素逝、幡谷東吾、林桂、林雀背、原鈴華、原石鼎、日夏耿之介、日野草城、平松星童、福島農夫男、藤田源五郎、藤富保男、細木原青起、細谷不句、細谷源二、前田夕暮、正岡子規、松尾敦之、松尾芭蕉、松根東洋城、まつもとかずや、水原秋桜子、三橋敏雄、宮本夕漁子、武者小路実篤、村上菊一郎、村上鬼城、村野四郎、村山古郷、室生犀星、本井嘉一、八十島稔、八幡城太郎、山口誓子、山之口松、ゆりはじめ、横山林二、吉岡禅寺洞、吉川金次、吉田一穂、吉本隆明、米倉勇美、鷲巣繁男、渡辺水巴


吉本隆明、谷川雁、鷲巣繁男、吉田一穂、窪田般彌、といった面々が、どうこの本の主題に絡んでくるのか、詩も書く者としてはとても興味をそそられます。

(文:久坂夕爾)


青穂39号よりお知らせなど

 




青穂39号の記事より
(上)ならドットFM出演記(小山代表)
(下)同人新刊案内
   久光良一「男という孤島」(文学の森 令和2年7月発行)

ほかに
同人関連での、ホームページ・ブログ開設の情報を
・自由律俳句 九官鳥(秦野市 九官鳥句会) 井上敬雄氏より
・泉の会 奥野立日十氏より


(文:久坂夕爾)


2021年3月13日土曜日

訂正

 「青穂について」のページを訂正しました。

発行頻度が、昨年より、隔月刊から季刊に変更になっています。


(文:久坂夕爾)


尾崎放哉賞決定しています

 

第4回尾崎放哉賞が決定しました。

尾崎放哉賞のページ


入賞句を一部紹介します

<一般の部>

◆尾崎放哉大賞

  だんだん空が大きくなる坂を上る   東京都 遠藤 多満

◆春陽堂賞

  誰もいない野で水車が時を洗っている 兵庫県 堀尾 深放

◆優秀賞

 グラスの氷が溶ける音で切りだす話し  福岡県 丹村 敦子

 春を信じている継続定期券       東京都 中井 靖子

 薄野に乳房ひとつ隠して帰る      宮城県 汐海 治美

 僕ひとつ消えて信号は青        東京都 岩渕 幸弘

 背表紙だった鳥を放してやる      千葉県 小笠原 啓太


<高校生の部>

◆最優秀賞

  書架のほこりを射ぬく冬の光

      群馬県立伊勢崎興陽高等学校 大野 美空

◆優秀賞

  猫に旅をさせたくなる冬満月

      武蔵野大学附属千代田高等学院 岩崎 寿知

  入道雲の向こうまで歩いていけそうな夏

      名古屋市立桜台高等学校 川村 瑠美

  胸の奥つっかえたままのビー玉ひとつ

      東筑紫学園高等学校 宮川 唯

  髪をすすぐ明日きる髪

      角川ドワンゴ学園N高等学校 日和 沙絵

  夜が滲み出す校舎に座す

      愛知県立旭丘高等学校 渡邉 美愛

  桜が満開になる頃私たちはもう散っている

      群馬県立伊勢崎興陽高等学校 青木 美空

  マスク干す今日も世界の星は降ってる

      聖ウルスラ学院英智高等学校 横溝 麻志穂

  校庭の隅を彩るあなた

      岡山県立瀬戸南高等学校 森伊 七海

  会いたいと思うたび夜が曲がる

      東筑紫学園高等学校 勇 椋太

  水中から星をすくい上げた冬

      群馬県立伊勢崎興陽高等学校 上野 可蓮

  赤い弁当箱を水にさらしておく

      愛媛県立大洲高等学校谷本 かな子