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2018年10月23日火曜日

俳句弾圧不忘の碑



いつか行ってみたかった場所のひとつに、
大岡信の「ことば館」(静岡県)があるのですが、
どうやら閉館してしまったらしく残念。。。。

と、思っていたところ、
行ってみたい場所を見つける。
とは言っても、何回か行った場所に
新しくできた碑を見に、ですが。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201802/CK2018022202000129.html

長野県上田にある無言館(信濃デッサン館)は、
高校生のときから数回行ったことがある。
そこにできた俳句弾圧不忘の碑。

太平洋戦争時に興った、反体制的な(と体制側に判断された)句を作った
俳人への弾圧は、自由律俳句も無関係ではなく。

以下、橋本夢道の句をいくつか。
実に1941年9月から1943年3月まで拘置所にいたことになる。
(「橋本夢道の獄中句・戦中日記」勝どき書房 より引用
・だれも彼も囚人は小供の夢を見るものか
・大戦起るこの日のために獄をたまわる
・うごけば寒い
・草の芽が青めばからだの血も青む
・日本の蝶に生まれて飛ぶ日かな
・どすんと冬の日暮れて笑はざる


ところで、無言館は戦争で命を落とした画学生の絵を展示してあるのですが、
本館である信濃デッサン館で出会った吉岡憲の「笛吹き」は
とても好きな絵でした。
立原道造の資料もあったのですが。。
こちらの本館も休館になってしまったんですよね。


(文:久坂)

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