興味のある方は、下のリンクをクリックしてみてください。
ご応募、お待ちしています。
※前回より、一般・高校生の区別がなくなっています。
ただし、投句料については、高校生であることがわかれば半額の千円となり、投句数の制限もありません。詳細は、上記ホームぺージの「ご案内はコチラ」をクリックしてご覧ください。
(文:久坂夕爾)
興味のある方は、下のリンクをクリックしてみてください。
ご応募、お待ちしています。
※前回より、一般・高校生の区別がなくなっています。
ただし、投句料については、高校生であることがわかれば半額の千円となり、投句数の制限もありません。詳細は、上記ホームぺージの「ご案内はコチラ」をクリックしてご覧ください。
(文:久坂夕爾)
第8回 尾崎放哉賞が決定しています。
<一般の部>
尾崎放哉大賞
生家の栗の木は貉に任せてある 信 典
春陽堂賞
月を砕いて夜に染まり切らない川 松尾 貴
優秀賞
悼むには明るすぎる星が流れる 石井 一草
ビーチサンダルひとつ裏返って太平洋 一の橋世京
白い靴退屈を蹴った汚れ 大山 まる
どのテレビもガザの子が泣く電気屋 本山 麓草
君がいない余白に花を植える 森下 紙魚
敢闘賞
海月だらけ雨の街 大坪 有佑
【第八回尾崎放哉賞選者】
自由律俳句結社『青穂』役員:
小山貴子、黒崎溪水、平山礼子、高木架京、平岡久美子、三好利幸
皆様受賞、おめでとうございます。
表彰式が五月の青穂大会にて行われます。
他の入賞句については、尾崎放哉賞のホームページにてご確認ください。
(文:久坂夕爾)
青穂55号が発行されました。
あけましておめでとうございます。
私事ですが、引っ越し中です。
昨年母が高齢者施設に入居したことに伴い、実家の整理、また、近く(車で5分くらい)に棲んでいた私が代わりに実家に移り住むことになりましてその作業、とバタバタする日々が続いております。引っ越しも業者に頼まずに自力で何往復もしながら。
思えば、これで引っ越しは何回目なんだろう、と数えてみたら、(フリーランスの時の住居兼事務所も含めば)13回目でした。今回は実家の荷物の整理が一番大変なのですが、普段(?)一番面倒臭いのは溜まった本の箱詰め・棚入れですねえ。引っ越しのたびに不要な本を売っているにもかかわらず、いつの間にか以前よりも増えているという。。。。
箱詰めしながら、ああ、これは面白かったなあ、とか、これまだ読んでいないなあ、とか、とっておくかどうしよう、などと思いつつ作業してしまうので、時間もかかるんですね。
上記写真は、そんな箱詰めのときにふと手に取った一冊。現代詩手帖2010年6月号、短詩型新時代ーー詩はどこに向かうのか。詩の商業誌は俳句・短歌への目配りがきちんとあるのですが、俳句・短歌の商業誌・結社誌はどうなんだろう、詩人は「詩・短歌・俳句」を短詩の3詩形としてとらえることも多いけれど、歌人・俳人はあまりそういうことを考えないのではないか、そんなことを思いつつ。
この記事に掲載された俳句の選は高柳克弘氏ですが、「私だったらこれを選ぶ」と高山れおな氏もゼロ年代の俳句100選をしており、確か詩歌梁山泊のサイトにあったはず。その高山れおな氏の選およびコメントがとても良かったことを覚えています。
(文:久坂夕爾)
原爆によって家族を亡くした自由律俳人・松尾あつゆきの人生・創作を追った「いまぞ熾(さか)りつ」が発売されました。
これは、上野啓祐氏によって昨年から今年にかけて信濃毎日新聞に連載された記事に加筆されたものです。山頭火との交わりも少しあります。
興味がありましたら、お手に取ってみてください。amazonのリンクを張っておきます。
降伏のみことのり、妻を焼く火 いまぞ熾(さか)りつ
なにもかもなくした手に四枚の爆死証明
炎、子のいまわの水をさがしにゆく
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第八回尾崎放哉賞募集中です!。
是非チャレンジしてみてください。下記の下線部分をクリック。
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第八回尾崎放哉賞の募集中です。下のリンクをクリックしてください。
是非ご応募ください。
※前回の募集要項から変更があります、
今回より、一般・高校生の区別がなくなりました。
ただし、投句料については、高校生であることがわかれば半額の千円となり、投句数の制限もありません。詳細は、上記ホームぺージの「ご案内はコチラ」をクリックしてご覧ください。
(文:久坂夕爾)
青穂53号が発行されました。
今年三月に発行された「青穂 第二句集」より、同人ひとり1句のかたちで紹介します。(五十音順) ※前回の続きです
なお、本句集は全国の図書館に寄贈されています、図書館で検索してみてください。また実際に手に取ってみたい方は、問い合わせフォームより連絡いただければ、多分お売りできると思います。メールアドレスと「第二句集送ってください」の一言だけいただければ、折り返しご連絡いたします。
島田茶々 後退りもうできないよ曼殊沙華
鈴木しのぶ バス停に立っているまだ母の顔
高木架京 欲望がはらりと崩れるチューリップ
高鳥城山 冷えた汁をすする師走となる
高橋恒良 津波の浜にハマナスの花一番乗り
高村昌慶 蜜柑色の風が吹く 病室の窓開けておく
田中昭雄 雨後の土の臭いをした女
谷田越子 ヒラヒラひらがな座っていく秋のベンチ
田畑剛 抱かせてもらう赤子うつくしい鬼になれ
ちばつゆこ かあちゃんと言いたそうな目で子犬
中村友乙 妻一語吾一語にて足るコロナ禍の食事
南家歌也子 ため息ひとつすずめ庭に来ている
橋本登紀子 ぽつんと石に掛けて石になってみる
早舩煙雨 遠雷あなたの脚は湖になり
久光良一 逃げ道も回り道もないあとはまっすぐ
平岡久美子 断捨離の恋愛小説ひとくくり
平山礼子 日盛りの廃校に犀が来ていた
福田和宏 ラブラブか介護か
宮内天正 大葉ゆれる 谷風にあらず尺取虫
三好利幸 あおぞらになきながらおりがみの兵卒
ゆきいちご 鰯雲一つだけ蝶に生まれかわる微風
弓削酔魚 ここらでひとつ好きな言葉で生きていく
吉多紀彦 外の時間動かしている蝶ひとつ
楽遊原 見せてはいけないところがひとつも無い犬で
渡辺敬子 冬の陽を使い切ってるアジの干物
渡辺敏正 流氷の音から古里が出てきた
(選、文:久坂夕爾)
今年三月に発行された「青穂 第二句集」より、同人ひとり1句のかたちで紹介します。(五十音順)
なお、本句集は全国の図書館に寄贈されています、図書館で検索してみてください。また実際に手に取ってみたい方は、問い合わせフォームより連絡いただければ、多分お売りできるかと思います。メールアドレスと「第二句集送ってください」の一言だけいただければ、折り返しご連絡いたします。
秋生ゆき 売れ残りのポインセチアとバスに乗る
幾代良枝 どこかでだれかがわらったあおぞら
伊坂恵美子 魚の眼を子じっと覗き込む
一の橋世京 蜩落ちて蟻も来ない通夜
伊藤静雄 鳳仙花クリック季の消失点
伊藤人美 足搔いている女に席ゆずられる
伊藤風々 花曇り歯抜けの友に会う
井上敬雄 もう竹やぶの春風
いまきいれ尚夫 ゆったり浸かって湯の中のあした
岩淵幸弘 白帽白ワンピースの君向日葵のうらの模造中毒
薄井啓司 野に花かんむりの置かれたまま
大軒妙子 秋日和こっそり無作法にシュークリーム
大山まる 汚れた足洗う5時の言い訳
荻島架人 二人に似た花を二人で見ている
奥野立日十 影踏まれ鬼となりまた影をふむ
小山幸子 パンツ忘れた少年が春を連れてくる
折口朋子 仏塔に闇せり上げる火祭り
加藤武 私のコロナ感染夏の甲子園準決勝から
菅沼良行 嘘がカラカラとグラスを回る
河野初恵 うそ泣きする孫と知恵くらべ
きむらけんじ 父は家出て廊下にこおろぎがいる
久坂夕爾 永遠は蛾を焼く火
草場克彦 なんで中村君と大原君が遊んでるの
黒崎渓水 波の数の地球の履歴
後谷五十鈴 吹雪く夜の外灯は漁火一片の執念
小山貴子 蟻二匹我が家に入る我が家のように
近藤健 故郷に墓ぽつり雪の降る
酒本郁也 浜に座れば暗い海が見え出す
佐瀬風井梧 手ぶらで花のみち空のみち
汐海治美 萩の階段ジャンケンの数だけ降ってくる
次回、残りの26人分を掲載します。
(選、文:久坂夕爾)
青穂52号が発行されました。
いつも訪問ありがとうございます。
本ブログのアクセス数が、開設以来20000アクセスを超えていました。
以下にアクセスの多い記事の一覧を載せています。
・黒崎渓水さん執筆のヨルシカの記事がやはり強いです。今後もアクセスが伸びると思われます。
文学・芸術系作品/作家は、娯楽系作品に引用・転用・模倣されて一般に流布していくようなところもありますので(マンガ・文藝ストレイドッグスや、以前現代詩の一節を引用した歌詞などがあったように。アニメでも悪の華-ボードレールの詩集名が由来-という作品がありました。曽根富美子「含羞-はじらひ- わが友中原中也」も有名ですね。)、尾崎放哉や自由律俳句が広まるきっかけになると良いですね。
※文学/娯楽の区別は結構あいまいなので、便宜上だと思ってください。
・青穂第1句集がコンスタントに閲覧されているようです。多分、本誌同人の作風の幅は、放哉賞や尾崎放哉のイメージだけで考える作風の幅よりも、かなり広いのではないでしょうか。今月、第2句集が発行されましたので、近いうちに1人1句の形で掲載する予定です。
・個人作家については、飯島翠壺洞、宗左近、清水哲男、河本緑石、家木松郎の記事や句抄が。載せたい作家はまだまだいるのですが、ぼちぼちチョイスして掲載していきますので、ご期待ください。本誌からの転載記事「記憶に残る俳人・俳句」も見ていて楽しいので、こちらもよろしくお願いします。