日常の微細な場面の「心理的落差」を掬い取った自由律俳句。
「カキフライが無いなら来なかった」「まさかジープで来るとは」
(せきしろ、又吉直樹共著)で知られる自由律の作風は現在人気があるようで、
せきしろ氏は、こういう公募もやっているようです。
https://www.koubo.co.jp/reading/rensai/oubo/haiku/jiyuritsu42.html
軽さや、心理に絞ったことの狭さを感じてしまうからか、
消費されやすいと思ってしまうというか、
単なる「そういうことあるよね」という共感ネタになりやすいので、
私自身は特に惹かれないのですが、
場のキャッチボールは成立しやすく面白いですよね。
こういうものもある、ということで。
日常の非常に小さな場面を確実にとらえうる眼を鍛える、
という点ではいいと思います。
(文:久坂夕爾)
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