お知らせ

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2025年11月3日月曜日

青穂58号が発行されました







青穂58号が発行されました。一部を画像で紹介します。
画像は上から順に、
・表紙
・青穂抄(薄井啓司選)
・自由律俳人の墨蹟(富岡草児) 
・ならドットFMから⑥
・同人新刊案内 煙陽
・第九回尾崎放哉賞募集

目次より本号の内容
・追悼 三次の俳人  秋 津
・新同人紹介
・同人・準同人作品
・私の感銘句
・青穂の窓(黒崎渓水選)
・エッセイ・評論
 私と自由律俳句2           橋本登紀子
 きむらけんじ句集『朝起きたら自由律だった』鑑賞
                    平山礼子
 『青穂第二句集』より④         ゆきいちご  
 俳人阪本四方太(さかもとしほうだ)⑦  小山貴子
 「きまぐれ写俳日記54」        きむらけんじ
・一句鑑賞
・句会報
・ならドットFMより
・そのほか
 麦秋欄、お知らせ、編集後記
・第九回尾崎放哉賞募集案内

※スキャナのない自宅以外の場所で撮影している為、前号に続き画像が少し暗いですがご勘弁を。

(文:久坂夕爾)



2025年10月5日日曜日

第九回尾崎放哉賞 締切は11月30日です

第九回尾崎放哉賞の締切は来月30日となっています。

詳細は下記放哉賞のサイトでご確認ください。

尾崎放哉賞のサイト

※ 高校生の部はなくなりましたが、「○○高校〇年 担当○○先生」と記載があれば、投句料は半額の1000円となり、何句でも投句できます。

 メールでの投稿も受け付けています。


たくさんの応募をお待ちしております。



足のうら洗えば白くなる

流れに沿うて歩いてとまる

咳をしても一人

 どこかに同じようなことを書いたかもしれませんが。。。尾崎放哉の、こういう「なんでもない瞬間をとらえ」た句は好きですね。「なんでもないこと」「とるにたりない当たり前のこと」のなかにこそ人の感情や心理や真実が隠れているものだと思います。山頭火は感情を言葉に刻印しているような作風ですが(だから放哉よりも共感しやすく人気もある)、放哉句には、そういうなんでもない瞬間の「動作」や「所作」が書かれているので、読む人を引き込む力が強いのだと私は考えています。

(文:久坂)


2025年8月11日月曜日

青穂57号が発行されました

 






青穂57号が発行されました。一部を画像で紹介します。

画像は上から順に、
・表紙
・青穂抄(いまきいれ尚夫選) 
・同人新刊案内 三好利幸
・第九回尾崎放哉賞募集

目次より本号の内容
・第十二回青穂大会・第八回尾崎放哉賞表彰式
・追悼 大分の俳人 渡辺敬子
・新同人紹介
・同人・準同人作品
・私の感銘句
・青穂の窓(高木架京選)
・エッセイ・評論
 この世の色、この世にない色       久坂夕爾
 私と自由律俳句19           伊藤風々
 『幾代良枝自由律俳句』鑑賞     
      平山礼子 黒崎渓水 高木架京 小山貴子
 『青穂第二句集』より③          弓削酔魚  
 俳人阪本四方太⑥            小山貴子
 「ならドットFM」から⑤        小山貴子
 「きまぐれ写俳日記53」        きむらけんじ
・一句鑑賞
・句会報
・そのほか
 麦秋欄、お知らせ、編集後記
・第九回尾崎放哉賞募集案内

(文:久坂夕爾)



2025年6月11日水曜日

青穂56号が発行されました





青穂56号が発行されました。一部を画像で紹介します。

画像は上から順に、
・表紙
・青穂抄(井上敬雄選) 自由律俳人の墨蹟(尾崎放哉)
・目次 第八回尾崎放哉賞発表頁
・同人新刊案内 きむらけんじ、小山貴子
 ※新刊のお問い合わせについて
  きむらけんじさん著作は書店にてお求めください
  小山貴子さん著作はお問い合わせフォームでも受付けます

(文:久坂夕爾)

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ヘッダ写真を我が家の庭の薔薇に変えました。

ほぼほったらかしの我が家の庭ですが、沈丁花・芝桜・空木・小手毬・ラベンダー・野菊・薔薇、と早春から花の季節が続いています。次に咲くのは紫陽花。どこからやってきたのか、昨年夏には初雪草の白い葉が庭のあちこちで見られましたが、今年はどうでしょうか。

花ばかりがこの世でわたしに美しい (三好達治)
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2025年5月28日水曜日

第九回尾崎放哉賞募集開始しています



第九回尾崎放哉賞の募集が始まっています。

興味のある方は、下のリンクをクリックしてみてください。

尾崎放哉賞のサイト


ご応募、お待ちしています。


※前回より、一般・高校生の区別がなくなっています。

ただし、投句料については、高校生であることがわかれば半額の千円となり、投句数の制限もありません。詳細は、上記ホームぺージの「ご案内はコチラ」をクリックしてご覧ください。

(文:久坂夕爾)




2025年4月28日月曜日

最近のネット記事から

最近のネットの記事から、目に留まったものを紹介。


病気が進んでかなり痩せてきた晩年の放哉の句に、こういう句がありました。

肉がやせてくる太い骨である

骨ばったからだの「実感」、つまり「死」に近い「実感」としては、やはり骨は「太い」のでしょう。(これを頭で考えて「痩せた状態」を句にしようとすると「細い」などと書いてしまうところ。)そして、亡くなった人がこう書いたものを生きている私たちが見つけると、この「太さ」は、死者の「生」そのもののように思えるのは皮肉なことです。


著者の頭木 弘樹氏はカフカの著作をいくつか出されています。巻末には俳人九堂夜想氏との対談もあるようで、カフカのフィクションの使い方が好きな私にはなかなか興味を惹きます。ちなみに、カフカが俳句を書いているわけではなく、短詩・短文・短いアフォリズム文などを(カフカはこうした文章が多い)集めた書籍のようです。
頭木 弘樹編/中央公論新社


小森裕之という方のブログ。「自由律俳句誌きゃらぼく」の代表で「青穂」役員でもある三好利幸氏との出会いやそれをきっかけにした句作活動などが綴られています。私のようにマイペースで怠け者の創作者からすると、まぶしいですねえ。


最近は五七三の韻律で俳句を書いておられるマブソン青眼氏。この韻律のことを、氏はこう書いている。
 ヨーロッパ近代文学の詩歌は同じ長さの詩句(アレクサンドランなど)を重ね、一神教ならではの直線的な時間意識を表現する。五七五は仏教ならではの周期的な時間意識を表現する。それなら、五七三はやはり螺旋、アニミズムの時間意識であろう。
 本稿の前半でふれたオントロジー論を当てはめて言えば、対等な詩句の西洋長詩はもちろんナチュラリズムの世界観であり、五七五は万物の内面と外面をカテゴリー化するアナロジスム(題詠、有季定型のカテゴリー)、あるいはもっと自由な傾倒の「二重写し」を詠うアニミズム俳句の世界観が見られる。後者には本来、左右非対称の螺旋型の韻律のほうが合うのでは、と私は思う。

五七三の韻律が「螺旋型」なのかどうか、私の腑に落ちるには時間を要するのですが。。ただ、五七五の韻律はまるで柴犬のしっぽのようにくるんと元に戻ってしまう感覚を覚えることはあり、自由律のなかに五七五の韻律があると物足りなさを覚えることはありますね。この表現内容だったら、もっと口語の語尾に特有の、飛んだり跳ねたり黙り込んだりするニュアンスを生かしてもいいのではないか、最後を五文字で終わらせる必要はないのではないか、と。

万の春瞬きもせず土偶
土器の腰抱けば吹雪の熱さ
2024年句集「縄文大河」(本阿弥書店)


(文:久坂夕爾)


2025年3月30日日曜日

第8回 尾崎放哉賞決定!

 第8回 尾崎放哉賞が決定しています。


<一般の部>

尾崎放哉大賞

 生家の栗の木は貉に任せてある        信 典

春陽堂賞

 月を砕いて夜に染まり切らない川       松尾  貴

優秀賞

 悼むには明るすぎる星が流れる        石井 一草

 ビーチサンダルひとつ裏返って太平洋     一の橋世京

 白い靴退屈を蹴った汚れ           大山 まる

 どのテレビもガザの子が泣く電気屋      本山 麓草

 君がいない余白に花を植える         森下 紙魚

敢闘賞

 海月だらけ雨の街              大坪 有佑


【第八回尾崎放哉賞選者】

自由律俳句結社『青穂』役員:

  小山貴子、黒崎溪水、平山礼子、高木架京、平岡久美子、三好利幸


皆様受賞、おめでとうございます。

表彰式が五月の青穂大会にて行われます。

他の入賞句については、尾崎放哉賞のホームページにてご確認ください。

尾崎放哉賞


(文:久坂夕爾)

2025年2月24日月曜日

青穂55号が発行されました。


  


 青穂55号が発行されました。

画像は上から順に、表紙、自由律俳人の墨蹟(比呂)、青穂抄(伊藤風々選)。

目次より本号の内容
・新同人紹介
・同人・準同人作品
・私の感銘句
・青穂の窓(平山礼子選)
・エッセイ・評論
 記憶に残る俳人・俳句16        薄井啓司
 私と自由律俳句17           草場克彦
 三好利幸自由律俳句集Ⅵ鑑賞       楽遊原
 「ならドットFM」から③        小山貴子
 青穂第二句集より①           渡辺敬子選
 俳人阪本四方太④            小山貴子
 自由律俳人・和田光利の歩み(その二)  菅原誠
 旧会津藩士たちの「斗南藩」②      渡辺敏正
 「きまぐれ写俳日記51」        きむらけんじ
・一句鑑賞
・句会報
・同人新刊紹介
・そのほか
 麦秋欄、お知らせ、編集後記
・第十二回「青穂」全国大会(東京)のご案内


(文:久坂夕爾)


2025年1月13日月曜日

引っ越し

 


あけましておめでとうございます。


私事ですが、引っ越し中です。

昨年母が高齢者施設に入居したことに伴い、実家の整理、また、近く(車で5分くらい)に棲んでいた私が代わりに実家に移り住むことになりましてその作業、とバタバタする日々が続いております。引っ越しも業者に頼まずに自力で何往復もしながら。

思えば、これで引っ越しは何回目なんだろう、と数えてみたら、(フリーランスの時の住居兼事務所も含めば)13回目でした。今回は実家の荷物の整理が一番大変なのですが、普段(?)一番面倒臭いのは溜まった本の箱詰め・棚入れですねえ。引っ越しのたびに不要な本を売っているにもかかわらず、いつの間にか以前よりも増えているという。。。。

箱詰めしながら、ああ、これは面白かったなあ、とか、これまだ読んでいないなあ、とか、とっておくかどうしよう、などと思いつつ作業してしまうので、時間もかかるんですね。

上記写真は、そんな箱詰めのときにふと手に取った一冊。現代詩手帖2010年6月号、短詩型新時代ーー詩はどこに向かうのか。詩の商業誌は俳句・短歌への目配りがきちんとあるのですが、俳句・短歌の商業誌・結社誌はどうなんだろう、詩人は「詩・短歌・俳句」を短詩の3詩形としてとらえることも多いけれど、歌人・俳人はあまりそういうことを考えないのではないか、そんなことを思いつつ。

この記事に掲載された俳句の選は高柳克弘氏ですが、「私だったらこれを選ぶ」と高山れおな氏もゼロ年代の俳句100選をしており、確か詩歌梁山泊のサイトにあったはず。その高山れおな氏の選およびコメントがとても良かったことを覚えています。


(文:久坂夕爾)





























2024年11月12日火曜日

第八回尾崎放哉賞の締切が迫っています。今月30日必着です。

 

第八回尾崎放哉賞の締切が迫っています。

今月11月の30日が必着となります。

詳細は下記放哉賞のサイトでご確認ください。

尾崎放哉賞のサイト


たくさんの応募をお待ちしております。



2024年10月28日月曜日

青穂54号が発行されました。

 




青穂54号が発行されました。
画像は上から順に、表紙、自由律俳人の墨蹟(藤後左右)、青穂抄(伊藤人美選)。

目次より本号の内容
・新同人紹介
・同人・準同人作品
・私の感銘句
・青穂の窓(黒崎渓水選)
・エッセイ・評論
 私と自由律俳句16           黒崎渓水
 俳人阪本四方太③            小山貴子
 自由律俳人・和田光利の歩み(その一)  菅原誠
 「ならドットFM」から②        小山貴子
 「きまぐれ写俳日記50」        きむらけんじ
・一句鑑賞
・句会報
・同人新刊紹介
・そのほか
 麦秋欄、お知らせ、編集後記
・第八回尾崎放哉賞募集案内

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第八回尾崎放哉賞募集中です!。締め切は11月30日必着。

応募お待ちしております。下線部分をクリックしてください。


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(文:久坂夕爾)


2024年9月23日月曜日

詩人のエッセイ

 



 詩人・俳人のエッセイをときおり読みます。詩論や俳論は、どうも空中戦(観念的)になりがちで、それはそれでいいのですが、私には詩人・俳人が日々の暮らしのなかで詩や俳句とどうつながっているのか、のほうが興味があるようです。
 ただね、世間擦れしすぎているというか、もっというとテレビのお涙ちょうだい的な経験主義的・精神主義的なものも多くて、これはこれで読んでいるとつらいものがあります。詩人・俳人がこんな感想でいいのか、と思ってしまうこともあります。

写真の3点は、左から。長田弘「幼年の色、人生の色」、小津夜景「カモメの日の読書」、小笠原鳥類「吉岡実を読め!」。最近読んだおすすめ。3点目は評論といったほうが良いかも知れませんが。


長田弘はつい先年亡くなってしまいましたが、詩人にはめずらしく(?)エッセイの文章がいいです。みすず書房から詩集やエッセイが何冊も出版されていますね。みすず書房のような(詩歌ではない)専門出版社から詩人の書くものが複数出版されているのはめずらしいのではないでしょうか。みすず書房が好きな出版社となったきっかけは、なんといっても「チーズとうじ虫 16世紀の一粉挽屋の世界像」。中世でも古代であっても、人は生きて、その暮らしと世界や宇宙や技術というものは同じ平面でつながっているのだと思い知らされたような気がするのです。

小津夜景は、このサイトを訪れるような方でしたらご存じの方も多いはず。句集『フラワーズ・カンフー』(ふらんす堂)で田中浩明賞を受賞。この句集、というよりも詩集(漢詩・短歌も収録しています)、は私も持っています。いつだったか、東京での文学フリマ(フリーマーケット)に顔を出した際、週刊俳句のブースの方に強く推されて買い求めたものです。先日ネット配信していた、芥川賞作家の吉村萬壱(「死者にこそふさわしい場所」など)との対談を見逃してしまって、惜しいことをしました。

小笠原鳥類は、現代詩の第一人者と目される方ですね。吉岡実もそうですが、ことばが先行して、しかも長い詩は基本的に好まないのですが、ただ、こういう方が詩をどう考えているか、吉岡実の詩をどう読んでいるか、はとても参考になりました。
「詩人たちはことばについてとても不勉強だ」、というのは私を含めその通りだな、と思いますね。俳人も同じく。また、「立原道造は決して『青春の詩人』(というようなカテゴリに入る詩人)などではない」「宗左近の文章はいい」という箇所は大きくうなづいてしまいました。

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第八回尾崎放哉賞募集中です!。締め切は11月30日必着。

応募お待ちしております。下記の下線部分をクリックしてください。


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(文:久坂夕爾)


2024年9月2日月曜日

いまぞ熾(さか)りつ 松尾あつゆき

原爆によって家族を亡くした自由律俳人・松尾あつゆきの人生・創作を追った「いまぞ熾(さか)りつ」が発売されました。

これは、上野啓祐氏によって昨年から今年にかけて信濃毎日新聞に連載された記事に加筆されたものです。山頭火との交わりも少しあります。

興味がありましたら、お手に取ってみてください。amazonのリンクを張っておきます。

「いまぞ熾(さか)りつ」信濃毎日新聞社



降伏のみことのり、妻を焼く火 いまぞ熾(さか)りつ

なにもかもなくした手に四枚の爆死証明

炎、子のいまわの水をさがしにゆく

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第八回尾崎放哉賞募集中です!。

是非チャレンジしてみてください。下記の下線部分をクリック。

第八回尾崎放哉賞

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(文:久坂夕爾)



第八回尾崎放哉賞募集中です 締切は2024年11月30日 メールでの応募も可能です

 

第八回尾崎放哉賞の募集中です。下のリンクをクリックしてください。

尾崎放哉賞

是非ご応募ください。


※前回の募集要項から変更があります、

 今回より、一般・高校生の区別がなくなりました。

 ただし、投句料については、高校生であることがわかれば半額の千円となり、投句数の制限もありません。詳細は、上記ホームぺージの「ご案内はコチラ」をクリックしてご覧ください。


(文:久坂夕爾)


 

2024年8月12日月曜日

青穂53号が発行されました。


青穂53号が発行されました。


画像は順に、表紙、同人新刊案内・お知らせ、青穂抄(伊藤清雄選)
      第八回尾崎放哉賞募集案内

目次より本号の内容
・第十一回青穂全国大会(大阪)
・第七回尾崎放哉賞表彰式
・新同人紹介
・同人・準同人作品
・私の感銘句
・青穂の窓(高木架京選)
・エッセイ・評論
 記憶に残る俳人・俳句15        加藤邪呑
 私と自由律俳句15           萱沼良行
 俳人阪本四方太②            小山貴子
 伊藤みどり自由律俳句集『青葉あかり』(昭和63年刊)を読んで
                     早舩煙雨
 「ならドットFM」から①        小山貴子
 「きまぐれ写俳日記49」        きむらけんじ
・一句鑑賞
・句会報
・同人新刊紹介
・そのほか
 麦秋欄、お知らせ、編集後記
・第八回尾崎放哉賞募集案内

 


(文:久坂夕爾)