自由律俳句結社「青穂」のブログ
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2019年5月18日土曜日
同人句抄(青穂30号より)
青穂30号から少し同人の句を紹介します。
肋軟骨にピシリと冬の星落ちる 奥野立日十
電気が走ったような骨の痛み。雷ではなく冬の星にしたところがミソだと思います。
よろけて入る母の名のスナック きむらけんじ
親知らず残らず抜けて鬼になる 平岡久美子
大根鍋の底で念仏唱えている 秋生ゆき
ノイズ真二つ西瓜かな 伊藤静雄
一月も終わる納棺師の白いハンカチ 小山幸子
青年銃の重さを知らず雨もよう 三好利幸
小さな窓が雨降るだけで暮れてしまう 高木架京
寒蜆ぜったいに本音は吐かない 田畑剛
思えばすべてたそがれの酒 久次縮酔
耳の中の大空が船出する 加藤邪呑
(文:久坂夕爾)
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