第8回 尾崎放哉賞が決定しています。
<一般の部>
尾崎放哉大賞
生家の栗の木は貉に任せてある 信 典
春陽堂賞
月を砕いて夜に染まり切らない川 松尾 貴
優秀賞
悼むには明るすぎる星が流れる 石井 一草
ビーチサンダルひとつ裏返って太平洋 一の橋世京
白い靴退屈を蹴った汚れ 大山 まる
どのテレビもガザの子が泣く電気屋 本山 麓草
君がいない余白に花を植える 森下 紙魚
敢闘賞
海月だらけ雨の街 大坪 有佑
【第八回尾崎放哉賞選者】
自由律俳句結社『青穂』役員:
小山貴子、黒崎溪水、平山礼子、高木架京、平岡久美子、三好利幸
皆様受賞、おめでとうございます。
表彰式が五月の青穂大会にて行われます。
他の入賞句については、尾崎放哉賞のホームページにてご確認ください。
(文:久坂夕爾)