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2025年3月30日日曜日

第8回 尾崎放哉賞決定!

 第8回 尾崎放哉賞が決定しています。


<一般の部>

尾崎放哉大賞

 生家の栗の木は貉に任せてある        信 典

春陽堂賞

 月を砕いて夜に染まり切らない川       松尾  貴

優秀賞

 悼むには明るすぎる星が流れる        石井 一草

 ビーチサンダルひとつ裏返って太平洋     一の橋世京

 白い靴退屈を蹴った汚れ           大山 まる

 どのテレビもガザの子が泣く電気屋      本山 麓草

 君がいない余白に花を植える         森下 紙魚

敢闘賞

 海月だらけ雨の街              大坪 有佑


【第八回尾崎放哉賞選者】

自由律俳句結社『青穂』役員:

  小山貴子、黒崎溪水、平山礼子、高木架京、平岡久美子、三好利幸


皆様受賞、おめでとうございます。

表彰式が五月の青穂大会にて行われます。

他の入賞句については、尾崎放哉賞のホームページにてご確認ください。

尾崎放哉賞


(文:久坂夕爾)

2025年2月24日月曜日

青穂55号が発行されました。


  


 青穂55号が発行されました。

画像は上から順に、表紙、自由律俳人の墨蹟(比呂)、青穂抄(伊藤風々選)。

目次より本号の内容
・新同人紹介
・同人・準同人作品
・私の感銘句
・青穂の窓(平山礼子選)
・エッセイ・評論
 記憶に残る俳人・俳句16        薄井啓司
 私と自由律俳句17           草場克彦
 三好利幸自由律俳句集Ⅵ鑑賞       楽遊原
 「ならドットFM」から③        小山貴子
 青穂第二句集より①           渡辺敬子選
 俳人阪本四方太④            小山貴子
 自由律俳人・和田光利の歩み(その二)  菅原誠
 旧会津藩士たちの「斗南藩」②      渡辺敏正
 「きまぐれ写俳日記51」        きむらけんじ
・一句鑑賞
・句会報
・同人新刊紹介
・そのほか
 麦秋欄、お知らせ、編集後記
・第十二回「青穂」全国大会(東京)のご案内


(文:久坂夕爾)


2025年1月13日月曜日

引っ越し

 


あけましておめでとうございます。


私事ですが、引っ越し中です。

昨年母が高齢者施設に入居したことに伴い、実家の整理、また、近く(車で5分くらい)に棲んでいた私が代わりに実家に移り住むことになりましてその作業、とバタバタする日々が続いております。引っ越しも業者に頼まずに自力で何往復もしながら。

思えば、これで引っ越しは何回目なんだろう、と数えてみたら、(フリーランスの時の住居兼事務所も含めば)13回目でした。今回は実家の荷物の整理が一番大変なのですが、普段(?)一番面倒臭いのは溜まった本の箱詰め・棚入れですねえ。引っ越しのたびに不要な本を売っているにもかかわらず、いつの間にか以前よりも増えているという。。。。

箱詰めしながら、ああ、これは面白かったなあ、とか、これまだ読んでいないなあ、とか、とっておくかどうしよう、などと思いつつ作業してしまうので、時間もかかるんですね。

上記写真は、そんな箱詰めのときにふと手に取った一冊。現代詩手帖2010年6月号、短詩型新時代ーー詩はどこに向かうのか。詩の商業誌は俳句・短歌への目配りがきちんとあるのですが、俳句・短歌の商業誌・結社誌はどうなんだろう、詩人は「詩・短歌・俳句」を短詩の3詩形としてとらえることも多いけれど、歌人・俳人はあまりそういうことを考えないのではないか、そんなことを思いつつ。

この記事に掲載された俳句の選は高柳克弘氏ですが、「私だったらこれを選ぶ」と高山れおな氏もゼロ年代の俳句100選をしており、確か詩歌梁山泊のサイトにあったはず。その高山れおな氏の選およびコメントがとても良かったことを覚えています。


(文:久坂夕爾)